おみやげ

CIMG1947.jpg 雨だった昨日は、釣りにも行けず竿製作を進めていました。先週からなんとなく風邪ぽくて、妙に寒さを感じる1日でした。(実際前日比はかなり冷えましたけど。)
 そんな中、友人がベトナムから帰国。友人は国際結婚で、ベトナム人の嫁さんをもらったので、孫の顔を見せにでも嫁さんの実家に行ってきたのでしょう。そのおみやげがこれ。ビニールの中身はだいたい想像が付くでしょう。(笑)

CIMG1948.jpg そう、ベトナムの竹です。友人曰く「おじさんに切ってもらった」そうです。当然名前もなにもわかりません。太さはウチの真竹よりも少し細身、節間は長い所で40センチくらいでしょうか。釣り竿にすると言うことは話したと思いますが、どんな竿を作るのか全くわからない人が切ったわけで、表面は傷だらけだし、割れも入ってます。ぶっちゃけ使いたいと思わせるような見た目ではありません。(^_^;)

CIMG1951.jpg 断面を見るとかなり肉厚ですね。肉の厚みよりも重要なのはファイバーの量と太さですが、そこはまだ未確認。

CIMG1952.jpg 割れた中に何やら甲虫と思われる虫が・・・生きているのか死んでいるのか、はたまた寒い日本に来て冬眠したか・・・

CIMG1954.jpg 枝の出ていた所を切った跡でしょう。かなり低い位置から枝が出ている竹のようです。そぎ落とした面積がかなり広く、割った時に使えない部分がかなり出ることでしょう。黒いポチポチが2つ見えると思いますが、アリです。ウチの方じゃまだアリの姿を見るほどの時期ではありませんから、間違いなくベトナム産のアリです。竹の樹液を吸いながら、ベトナムから日本まで来てしまったようです。しかし良く検疫を通ったものです。外来種というのは、こんな風にして日本に入ってくるモノなのかも知れませんね。
 さて・・・果たして竿になるのか?その前に乾燥させなければいけないのだけど、このアリやら虫やらを一度死滅させてしまいたい気がするなぁ。そのために乾燥前に加熱が必要か?

CIMG1957.jpg それはさておき、新しい竿に手を付けました。先行の6'6"#3は最後の乾燥中、Mさんロッドも下塗り中ですから、30分もあれば終わってしまいますので。
 次の竿は懸案のダブルハンドロッドです。と言っても10'6"ですから、セミダブル程度ですね。スイッチロッドが流行ってるおかげで、ライトダブルハンド用のラインやらがすごく充実してきました。と言うことで、番手は#5-6くらいになればいいかな?といった感じで作るつもりです。
 最初トンキンで設計してみたのですが、バットエンドの対面幅が10ミリくらいになって、削るのが大変そうなので、真竹で作ることにしました。10'6"を3pc で作ると1セクションの長さは42インチです。7ftの2pc ロッドを作るのと同じですね。そう思うと、作業もそれほど苦に思わなくなるのは不思議です。(笑)

 昨日のうちにバットセクション分の曲がり直し終わりました。今日は釣りに行ってしまうので、作業は出来ませんが、休み明け、Mさんロッドの作業と並行で進めようと思います。問題はフェルールをどうするか・・・だな。

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コメント

これは笹じゃなくて竹っぽいね。
節なんか真竹に似てるよね。
この虫(+見えない卵の可能性)は殲滅しないとやばいよ。
いつものように表面炙れば大丈夫かな?

GEN

>ビルKさん
 明らかに竹だね。
真竹よりも節が高いかも知れない。
虫は気持ち悪いんでなんとかしないといけないんだけど
青竹の状態で焼いてしまうのはどうだろう?なんて思ってる所。
まあ、ロクに使える部分が無さそうだから
気にせず焼いてしまった方が良いのかも知れないけどね。
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